天然木曽桧銘木の最高峰といわれる天然木曽桧を使用。変わらない存在感は今でも根強く受け入れられています。天然木曽桧の特徴は、木目が細かく木理(きめ)が緻密で狂いが少なく、強い芳香を放ち堅牢で腐朽(ふきゅう)に耐え、加工がしやすいことから多くの建築に使われてきました。法隆寺にいたっては築後1,400年の今なお健在で、日本産木材の中で最も優秀といわれています。また、古くから伊勢神宮の建築・御神木に多くの天然木曽桧が使用されたことから、御神木・神の木ともいわれています。現存する天然木曽桧生息地の多くは将来に残す意味で保護林とされています。天然木曽桧についてデザインシミュレーション153
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